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適応障害とうつ病の違いを知ろう【信頼できるところ発見】

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似てるようで実は全く違う

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正しい理解が必要

うつ病とよく似た病気に適応障害という病気があります。この2つの病気は非常に似ていますが、それぞれ症状や治療法に違いがあります。まずうつ病は、精神的または身体的なストレスなどが重なり起こる脳機能障害のことを言います。脳が正常に働いておらず物事を何でもネガティブに捉えてしまいます。そのため原因となったストレスが改善したとしても、やる気が起きない・何も楽しめないなどの無気力感が続きます。一方適応障害の場合、症状はよく似ているもののストレスを感じる環境から離れれば症状が弱まるという特徴があります。例えば、仕事の日は不安が強くなり出勤するのも困難なのに、休みの日になると気分は晴れ趣味に没頭できるという症状は適応障害の典型と言えます。これはうつ病は脳機能障害を起こしているのに対し、適応障害はストレス環境が直接関係して起こるためこのような違いがあります。また治療法にも大きな違いがあります。うつ病は休養とともに不安を抑える薬や、脳の伝達物質を整える薬を使用し治療を行います。それに対し適応障害は、カウンセリングや認知療法を中心に行っていきます。認知療法とは、誤って認識してしまっている意識をカウンセリングによって少しずつ正常に戻していくやり方を言います。何をしたって無駄といった認識の歪みを正しい方向に矯正していき、本人が環境に適応していく能力を向上させます。長い時間を必要としますが、適応障害の場合この認知療法こそが根本から治す唯一の治療法と言えます。症状や治療法が全く異なることはこれまでに述べた通りです。では接し方の違いはどうでしょう。うつ病の人に頑張れなどの励ましは厳禁なことは広く知られています。うつ病というのは限界まで頑張って発症してしまう場合が多く、その上さらに頑張れと言われてはプレッシャーとなってしまい逆効果になります。それと同じで適応障害もストレスが原因でなるものですので、「頑張れ」という励ましや「それは甘えだ」などと批判するような言葉は症状を悪化させてしまいます。まずは「よく頑張ったね」や「ゆっくり休んでね」といった肯定的な言葉をかけてあげましょう。治療が進めば、誤った認識が矯正され励ましの言葉も正しく伝わりますので、接する側も焦らず理解する事がとても大切です。適応障害は放っておくとうつ病にも繋がります。頑張りすぎず、何か変だなと思ったら早めに心療内科や精神科を受診しましょう。